formnovalidate属性

button要素のformnovalidate属性は、フォームの入力内容の検証を無効にするかどうかを指定する属性。

ブラウザ対応

構文

<button type="submit" formnovalidate>ボタン名</button>

formnovalidate属性は、論理属性である。

formnovalidate属性が存在すると、フォームの入力内容の検証を無効にする。

要点

  • formnovalidate属性は、フォームの入力内容の検証を無効にするかどうかを指定する属性である。
  • 例えば、入力必須の入力欄が空白でないかどうかの検証を、無効にできる。
  • button要素にformnovalidate属性を指定した場合、button要素が所属するform要素novalidate属性よりも優先される。
  • formnovalidate属性は、button要素が送信ボタン(type属性submit)であるときに使う。
  • formnovalidate属性は、HTML5にて新たに導入された属性である。

サンプルコード

<button type="submit" formnovalidate>送信</button>
<button formnovalidate>送信</button>

サンプル

HTMLソースコード

<form action="sample-button.php" method="post" target="_blank">
	<p>
		<label>
			1行テキスト入力欄:
			<input name="sampleName" required>
		</label>
	</p>
	<p>
		formnovalidate属性あり:
		<button type="submit" formnovalidate>送信</button>
	</p>
	<p>
		formnovalidate属性なし:
		<button type="submit">送信</button>
	</p>
</form>

実際の表示

formnovalidate属性あり:

formnovalidate属性なし:

サンプルの動作について

1行テキスト入力欄が空欄の状態で、formnovalidate属性を指定していないボタンをクリックすると、テキスト入力欄の周辺に、入力を促すメッセージが現れる。